知多エル・エヌ・ジー株式会社

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社長挨拶

当社は、中部電力(株)がインドネシアと契約したLNG(液化天然ガス)を受入・貯蔵し、同社の火力発電所へ気化したガスを送ることを目的に、昭和55年1月に設立されました。
そして、当社の知多基地に加え、中部電力(株)(平成31年4月、(株)JERAに事業承継)と東邦ガス(株)が共同で運営する知多LNG共同基地、東邦ガス(株)の知多緑浜工場の知多三基地は統合的な運用が図られています。この知多三基地は、電気事業・ガス事業の燃料・原料となるガスを供給するという面から、中部地域のエネルギー供給に大きな役割を果たしており、当社はその中核を担っています。

当社の事業は、一般にはなじみが薄いかもしれませんが、LNG基地の運営における高い技術力と豊富なノウハウを保有し、設立以来、今日まで、中部地域における安定的なエネルギー供給を支えてきた実績を持っています。

事業の運営に当たっては、2つの面で特に注意を払っています。
1つは、安全操業です。マイナス約160℃に液化されたガス即ちLNGを大量に扱うため、安全にはとりわけ注意を払っており、設備の点検・修理を確実に実施してエネルギー供給に支障がないよう日々努めています。
また、万が一に備え、LNG輸送船の着桟時の事故を想定して船と基地側の合同防災訓練を毎年実施しています。さらに、トラブルを未然に防止するため、構内への立ち入りについても厳重に管理するなど、万全のリスク管理を行っています。
もう1つは、地球環境への配慮です。当社の知多LNG基地は自然豊かな知多半島の一角に位置していますので、その生態系の維持に努めています。
知多半島生態系ネットワーク協議会活動に参画し、当社構内の緑地を「生態系ネットワーク形成に寄与する森」と位置付け、維持・管理を行うなど、高い環境意識を持ち、その実践に努めています。

日本のエネルギー供給において、ガスの重要性が高まっているなか、LNG基地の運営において、高い技術力と豊富なノウハウを持つ当社の役割はますます大きく、かつ重要になってくるものと思います。
こうした期待に応えるため、全社員が一丸となって、最大の使命である、安全・安定操業に努めるとともに、社会の一員としての役割と責任を着実に果たしてまいります。

2023年4月 代表取締役社長 中川 敏治

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